末摘花

常陸宮の箱入り娘。像のように長く先の赤い鼻を持つ。源氏からは、その鼻の赤さから紅花の別名「末摘花」と呼ばれる。須磨に退去した源氏を、生活に困窮しながらも一途に待ち続ける。偶然、光源氏が常陸宮邸の前を通りかかり、末摘花が自分を待っていたことを知る。以後、光源氏は別宅である二条東院へ引き取り、細やかに末摘花の生活の面倒をみた。

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